ASDstory

自閉症スペクトラムと診断された長男のstory

恐怖心を克服し自転車に挑戦する自閉っ子長男

f:id:ASDstory:20230705124635j:image

我が家の長男は自閉症スペクトラムと診断されている支援学級の4年生

 

毎日自分の特性と向き合いながら生きている我が家の長男です。

 

そんな長男は「超」がつくほどのビビり

 

どんなことにも、怖いと思ったことには挑戦しない!

これが長男ルールでしたが、

 

昨日、その恐怖心を克服したかのように、自分から自転車に乗りたいと言ってきました。

 

 

自閉症スペクトラム長男の恐怖心

f:id:ASDstory:20230705124639j:image

もう9年間長男と共に歩んできましたが、

 

ものすごくビビリです。

 

ジェットコースターのようなものだけでなく、自分が痛い思いをするかもしれない。と思うものにはものすごい否定をします。

 

また、そのことに冗談でも「怖くないよー」など言ったときには、

 

めちゃくちゃブチギレます。

 

今まで自閉症スペクトラムの子を見て思うところは、

「感覚過敏」

以前の記事でも触れているので先に読んでください。

 

自閉症スペクトラムの子は、人一倍感覚が鋭いので、痛いと思うこと、うるさいと思うことは、僕たちの想像できない痛さなのかもしれないです。

 

感覚過敏から痛いことを本能的に避けることがあるのだと思います。

 

また、冗談で返答をした時、

 

自分の思った事を曲げることのできない特性が当てはまっているのかと思います。

 

自閉症スペクトラムの子は、

人と合わせることが苦手、

理解することが苦手

そして、自分の意見を変えられることが大の苦手です。

 

そのため、自分が怖いと思ったことは意地でもやらないと貫き通します。

(私たちも強要しませんが…)

 

長男がビビってやらなかったこと

 

過去に長男がビビりまくってやらなかった、挫折したものはたくさんあります。

 

ジェットコースターなどは、自閉症スペクトラムの子だけが怖がるものではないので、代表的なものは割愛しています。

 

1.滑り台

 

ゆいとは、公園の滑り台にもビビります。

 

特に距離が長いやつは、絶対に無理です。

 

他の子がやっているのを羨ましそうに見てはいるのですが、

その他の子が勢いよく滑り落ちている姿を見ると、怖いと思うようです。

 

確かに滑りが良いやつとか、

明らかに急降下のものはわかるけど、子供ならやりたいと思うのでは?と思ってしまいます。

 

2.アスレチック

 

これはわからなくもないですが、絶対に下に落ちないようになっているものでも怖がります。

 

よくロープが蜘蛛の巣みたいになっているものがあると思うのですが、足がロープから落ちそうになるたけで、号泣します。

 

「いや足踏み外しただけやん…」

 

3.乗ったことのない乗り物

 

特に自分で運転するものはビビり散らかします。

 

バイクなどの速い乗り物はもちろん。

 

バッテリーカーなどもビビる対象です。

 

小さい子がよく行く大きめの公園によくある、100円入れて動く消防車とかパトカーのやつです。

 

大人からしたら遅すぎて絶対怪我しないでしょ。と一掃しそうですが、

当の本人はめちゃくちゃ恐怖心があるそうです。

 

9歳になって恐怖心を克服してきた自閉っ子長男

 

上記で記述した恐れていたものは、全て今までの長男です。

 

自閉症スペクトラムの子を育てている親御さんなら、少なからず経験があると思います。

 

そんな長男ももう9歳

 

自閉症スペクトラムと診断されてから5年が経ちます。

 

徐々に恐怖心が無くなってきている姿を見ることができます。

 

完全に克服したわけではありませんが、

徐々に挑戦しようとする姿が成長を感じます。

 

恐怖心を克服し、自転車に乗ろうとする長男

f:id:ASDstory:20230705124646j:image

冒頭でも書いていますが、昨日長男本人から「自転車を頑張りたい」と言ってきました。

 

どうしたのかと思って聞いていたのですが、いろいろプライドだったり、

中学校になった時に自転車通学になる事を理解したようで、

ものすごく焦ったことが理由っぽいです。

 

長男の自転車への最初の挑戦

 

長男はもともと6歳くらいの時に、母側のじぃじから自転車を買ってもらっていました。

もちろん補助輪が付いています。

 

小学校になって今後も自転車で遠出することもあるだろうという思いからプレゼントしてもらえました。

 

ただ長男は、自転車をプレゼントしてもらうのは嬉しそうでしたが、乗ることは絶対にしませんでした。

 

どうしても恐怖心が出てしまい、うまくならない様子。

 

本人が恐怖心をある中、私たちが強制的にのせるわけもなく、倉庫に入ったままでした。

 

長男より早く自転車に乗れた妹

 

それから1年経った7歳くらいの時に、妹が補助輪無しで乗れるようになりました。

 

もちろん親も褒めまくりました。

5歳の子が頑張って挑戦し、今では余裕で乗れている姿を見ると、

どうしても長男の恐怖心がちらつきます。

 

ただ、それは本人も同じこと。

 

全く面白くなく、大声で怒って癇癪を起こしていました。

 

自転車に乗る努力を止めない長男

 

どうやら、

自転車が怖いという恐怖心よりも、妹に負けるというプライドの方が勝ったらしく、

 

補助輪をつけながらも練習する長男。

 

もちろんビビりまくっています。

大声出して諦める日もあります。

 

自閉症スペクトラムという特性を持っているので、妹と比べる気はありませんが、

本人の恐怖心の克服は意外なところにあると感じました。

 

また、兄弟がいて本当に良かったと心底思えました。

 

 

長男の期待に応えれるように親も精一杯手伝う

 

妹の時もそうでしたが、

一人で自転車に乗れるようになったわけではありません。

 

少なからず親の支えがありました。(物理的に)

 

長男と比べると挑戦心が妹にはあったのですぐに出来ましたが、

長男は恐怖心に負けてしまう。

 

ただ、今の長男は、ものすごくやる気になって恐怖心を克服しようとしているので、

補助輪が取れるまでしっかり向き合わないといけないと再確認しました。

 

いつか自転車に乗れた時の長男を、このブログで記せたらと思います。

 

以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

発達障害の子育ては一人で悩まず、人の子育てを参考にしましょう。
先輩に聞くことが、子供を知る近道です。↓↓↓

ブログをはじめて2ヶ月。最近は毎日50PV以上です。
下のランキングの上位者を参考にするとブログ運営が捗ります。↓↓↓

発達障害児以外の方も、下のバナーから参考にしてください。
子育てという仕事はどんな仕事より難しいもの。先ずは学ぶことから↓↓↓