自閉症スペクトラムと診断されて5年。長男の変わったこと。
我が家の長男は発達障害、自閉症スペクトラムと4歳の頃に診断されました。
現在は9歳、小学4年生で支援学級に通っています。
保育園年中さんの時に自閉症スペクトラムと診断された長男。
診断されたすぐは破天荒そのもの。
それに比べると最近は、
本当に大人になりました。
この表現が正しいかは分かりませんが、
自閉症スペクトラムと診断された直後に比べると、人が変わったかのように落ち着いています。
この記事では、4歳の頃に自閉症スペクトラムと診断されて5年間で変わったこと、落ち着いたことを記述していきます。
自閉症スペクトラム長男の特徴
長男ゆいとの紹介については過去の記事から読んでください。
自閉症スペクトラムと診断された長男のstory - ASDstorywww.asdstory-of-my-life.com
妹達には本当に申し訳ないと思っているのですが、
我が家は長男を中心に動いています。
もちろん贔屓したいわけではありません。
自閉症スペクトラムと診断された4歳のころには妹のふうかが2歳。
そんな小さな子供がいても、長男ゆいとの方が手に負えなかったからです。
そんなゆいとの特徴は発達障害、自閉症スペクトラムの子の特徴にピッタリはまります。
- 自分の思い通りにならないと癇癪を起こす
- 相手の気持ちがわからないから叱られていると気が付かない。
- すぐに暴力的になり、友達を叩く。
発達障害、自閉症スペクトラムとわかった時に、
「やっぱりな」
と思ってしまうような子でした。
その時は発達障害の子の子育て方法や、自閉症スペクトラムの子の特徴や将来を、他の人のブログや本を通じて学んでいた覚えがあります。
自閉症スペクトラムと診断された時のゆいと
正直、親側がうつ病になってもおかしくないと思いました。(特に母親)
保育園に行けば誰かを叩く。
癇癪を起こして泣き喚いている。
何度聞いたか覚えてないような言葉です。
プライベートでは、
自分のやりたいと思ったことをやらないと気が済まない。
おもちゃ屋に行けば何かを買わないと気が済まない。(漫画みたいな光景そのものです)
ゆいとに手がかかりすぎて、長女の子育てをほとんど覚えてないくらいです。
保育園でのゆいと
「妊婦のお母さんを押し倒した」
私たちも保育園もゆいとが暴れるのが普通になった時に起きた出来事です。
毎日走り回り、自分の思い通りのことをする。
また、自閉症スペクトラムの特徴に、
「人の気持ちがわからない。」
という特徴があり、
相手を怪我させる。デリカシーのない事を言って、遊んでくれなくなることが通常です。
逆に言えば、友達からどんなに酷い事を言われてもケロッとしています…
保育園の先生もこちらにストレスを当ててくる、責任を押し付けてくる時もあり、
「その妊婦の方には母親から謝ってください」
そんなふうに言われたこともありました。
(完全に保育園の責任と思っていますが。)
そんな事件が起こった後、
保育園ではゆいとのことを特別視してくれて、加配の先生が付いてくれていました。
20人ほどいるクラスでゆいとに関しては1体1の先生。
急に癇癪が起きそうでもその先生が止めてくれる。
ゆいと自身もその先生が大好きでしたし、
加配の先生がいたから、無事に卒園できたのかなとも思っています。
小学校4年生になったゆいとの特徴
前述した自閉症スペクトラムの特徴をもう一度記します。
- 自分の思い通りにならないと癇癪を起こす
- 相手の気持ちがわからないから叱られていると気が付かない。
- すぐに暴力的になり、友達を叩く。
この中で変化があった事を記します。
思い通りにならなくても我慢ができる。
人並みか。と言われると難しいところがありますが、
どこか行った時に何かを買うまで帰らない!
というのは無くなりました。
「どうせ買ってくれない」と理解しているように見えます。
なので、ゆいとが何か頑張ったご褒美として買ってあげると、ものすごい勢いで喜びます。
また、最近ではゆいとはお小遣い制になりました。
お小遣い制度にしました。自閉症スペクトラム長男はお金が大好き。 - ASDstorywww.asdstory-of-my-life.com
自分のお金は自分で管理しなければいけない。
逆に言えば何を買おうが文句は言いません。
そんなゆいとは、
どこかの店に入るとお小遣いで何かを買わないと気が済みません。
そこの点が少し自閉症スペクトラムっぽいところかもしれませんね。
人に気が使えるようになった=人の気持ちがわかり優しくなった。
今のゆいとは自然体で優しいです。
狙った優しさは感じません。(妹に対して以外ですが。)
お菓子を食べる時は、必ずみんなで食べるようにしますし、
「一口たべる?」
と、毎回声をかけてくれます。
現在ゆいとのかよう支援学級では、
同じような発達障害の子の他に、
体の不自由な子もいます。
過去の記事でも言いましたが、
支援学級に通う中で、たくさんの人へやさしさを出せるようになったのは、
ゆいとの大きく変わった事です。
世間を理解すると、変わります。
発達障害、自閉症スペクトラムと言えど、
少しずつ成長していきます。
普通学級の子よりも、少しマイペースですが、
一つ一つ大きくなっていく姿を私たちは見ています。
保育園で天下を取ったように生きてきたゆいとも、
支援学級に入って、「今まで通りにはいかない」という事も理解していきました。
全くできなかった団体行動も今では問題はありません。
子供は体が大きくなるのと同時に心も成長しているのは確か。
親である私たちができることは、
それまで見守ってあげること。
手を差し伸べてあげること。
無理に背中を押す必要はないということを知りました。
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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