ASDstory

自閉症スペクトラムと診断された長男のstory

自閉症スペクトラムの子によくある聞き返しは、聴覚情報処理能力が低いからかも。

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我が家の長男ゆいとは自閉症スペクトラムと診断されている支援学級の4年生

 

自閉症スペクトラムという特性を抱えながらも、強みに変えて生き続ける自慢の息子です。

 

そんな長男ゆいとと過ごしていると、一つ生活しづらい特徴に気がつきました。

 

 

ゆいとは毎日の他愛のない会話を、一回で聞き取ることができません。

 

特にこちらから話しかけた時は、基本的に「なんて言った?」と聞き返してきます。

 

小さい頃から聞き返すことばかりだったので、親としては少し慣れてきてしまった部分が大きいですが、

ゆいとにとっては今後大きな壁になってくるのではと感じました。

 

発達障害の子によくある聞き返しは、情報処理能力が低いからかもしれません。

 

 

自閉症スペクトラム長男の聞き返し

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まず、毎日のゆいとの特徴を記述します。

 

  1. 1回でこちらの会話を把握することができない。
  2. 聞き取れたとしても、理解することに3秒ほどかかる。
  3. 頑張って聞き取る時は今だにおうむ返しをする。

 

細かく分けると上記の3点の特徴が見られます。

 

上記の特徴を調べていると、情報処理能力が低いのではないかという答えに近づきました。

 

ゆいとの3つの特徴を詳しく記述します。

 

 

1回でこちらの会話を把握することができない。

 

毎日の会話で毎回のようにあります。

 

自閉症スペクトラムの子にはめずらしく、とても人見知りをする内弁慶な子です。

 

外では大人しく、家ではとてもお喋りな一面があります。

 

 

www.asdstory-of-my-life.com

 

 

ゆいとからいつも話しかけてくれて、

その返答をしたら、基本的には「ん?」か「なんで言った?」です。

 

ゆいとから話しかけてきているので、基本的に会話のスタンスです。

 

なので聞き返してくる確率は大体30%ほど。

 

毎日の会話では、ゆいとから話しかけるだけでなく、私たちから話しかけることもあります。

 

そのままゆいとに話しかけると、

ほぼ100%聞き返されます。

 

ゆいと自身が会話をするスタンスになっていないから、いきなり話しかけられても会話として判断できないのだと思っています。

 

ここの部分が、聴覚情報処理能力が低いのではと思った一つです。

 

こちらから話しかける時は…

 

上記の聞き返しに対して私たちは会話の最初に、

「ねえゆいと!」や、「ゆいと今喋っていい?」などと聞きます。

 

自閉症スペクトラムの子は、名前を呼んであげないと自分のことだと理解することが難しいです。

 

なので、まず名前を呼んでから。

 

それから会話のスタンスにさせます。

 

今から会話するけどいいかな?という言葉を投げかけて、お話ししましょうとゆいとに思わせて話をします。

 

これをすることで、100%聞き返されることなく、30%の聞き返しに納めることができますし、ゆいと自身も煩わしさが解消されます。

 

もしも子供の聞き返しを悩まれている方は、その子のためにもぜひ実践してみてください。


聞き取れたとしても、理解することに3秒ほどかかる。

 

言ってしまえば、ステップ2です。

 

会話のスタンスになり聞く姿勢になった。

 

ここまで来ると聞き返しではなく、理解になってきます。

 

会話自体をしっかりキャッチできているかの話になるので、

総じて情報処理能力が低いのかなと感じました。

 

会話が聞き取れたら、その会話を頭の中で理解しようとします。

 

頭の回転が速い人は、よく会話がかぶせ気味になると思います。

 

ゆいとは逆で、会話を聞いてから数秒経って返答をすることができます。

 

そのため、会話に待ち時間が発生することが日常茶飯事です。

 

ゆいとに関しては、自閉症スペクトラムと同時に、学習障害(LD)も持っています。

 

そのため会話の中の言葉の理解、接続詞の意味がわかってないようなイメージになっていると思います。

 

最終的に、会話が理解できず、適当に「うん。」と言ってしまうこともしばしばあります。

 

理解しようと考えている時は…

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絶対に急かすようなことはしないことが一番です。

 

ゆいとが自分の口で話せるまで待っています。

 

学習障害、情報処理能力の低さをゆいとか一番もどかしいと思っています。

 

もちろん親の僕達ももどかしいと思う時もありますが、

頑張っている子供を待ってあげます。

 

また、同じような子がいる親御さんもグッと堪えて、待ってあげてください。


頑張って聞き取る時は今だにおうむ返しをする。

 

上記の話と被る内容ですが、

頑張って頭の中で情報処理を行っている時、ゆいとはおうむ返しのような。独り言のようなことも口ずさんでいます。

 

自閉症スペクトラムの子は、おうむ返しすることは有名な話。

 

ゆいと自身も小さい頃からおうむ返しの繰り返しでした。

 

小学校に上がるときには、おうむ返しはほとんどなくなり、普通に会話ができるようになりましたが、

情報処理を行っている時だけはおうむ返しをしています。

 

ただ、小さい頃のおうむ返しと違うことは、自分自身に言っているように感じます。

 

なので、これも同じくしっかり待ってあげることが大事です。

 

子供が頑張って理解しようとしている姿を見ると、「成長してるなぁ」と感じます。

 

聞き返しは、理解しようとしている証拠

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頭の回転が速い人は、会話がコンスタントに返ってこないと、煩わしさを感じることがあります。

 

これは私自身もそうでした。

 

ゆいとに関しては、自閉症スペクトラムであり学習障害という特徴を持っています。

 

少し他の子より成長がゆっくりなだけ。

 

おうむ返しや聞き返しは成長している証拠なので、少し待ってあげることが親のできることだと思いました。

 

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以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。