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自閉症スペクトラムと診断された長男のstory

マラソン大会で最下位を取ったら、どう自己肯定する?



 

少し前のお話になりますが、

小学校でマラソン大会がありました。

 

ものずく辛いけど、体力がある子がヒーローになるイベントですよね。

 

タイトルにある通り、うちの長男ゆいとと、長女ふうかがマラソン大会で最下位でした。

 

ゆいとは発達障害を持っていて、自閉症スペクトラムと診断された支援学級4年生

 

ふうかは普通学級2年生です。

 

マラソン大会では、支援学級の子も、普通学級の子と一緒に走ります。

発達障害の子や、ゆいとと同じ自閉症スペクトラムの子、ADHDの子も頑張って走っている姿が見れます。

 

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まさかの二人とも最下位でどうしたらいいかわかりませんでした。

 

マラソン大会は、1位の子もいれば、必然的に最下位の子もいます。

 

最下位になった親御さんは少し悩みますよね。

この記事を見て共感いただけたら幸いです。

 

 

マラソン大会を行う学校の意図

 

学校がマラソン大会を行う理由として、どういうものがあるのか自分自身知りませんでした。

 

ただの学校行事としか思っていなかったので、そこまで深く考えてマラソン大会に望んでいなかったですね。

 

なので、少し調べてみると一応意図はあるみたいですね。

 

  • 決められたコースを走り抜き、体力づくりをするため。
  • 一つの目標を作り、そのための過程を自分なりに考え目標達成を目指すため。
  • 一生懸命走り抜き、頑張りあった友達と励まし合うため。

 

だそうです。

親として、小学校卒業生として思うところはいくつかありますが、

その思いは全国のご両親は同じ気持ちだそうで、

マラソン大会は廃止するべきという声も上がっているそうです。

少し前のお話ですが、とある小学生がマラソン大会の練習中に倒れたというニュースもあったため、

廃止する方向に向かっているのかもしれません。

 

私たちと同じように、先生たちもマラソン大会自体、ただの学校行事としか思ってないのかもしれませんね。

 

 

ゆいとのマラソン大会

 

この時ゆいとは支援学級3年生

マラソン大会の経験は3回目です。

 

過去の成績はというと…

 

1年生・・・最下位

2年生・・・後ろから2番目

 

です。

そして今回3年生が最下位。

 

ゆいとは発達障害で知能的にも少しみんなより遅れています。

 

なので、1年生と2年生の時期は、多分ルールすらわかっていなかったと思います。

 

 

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ただ、今年のマラソン大会はゆいとも気合が入ってました。

 

パパのお休みの日はマラソン大会の練習として、後ろの田んぼ道を走る練習をしました。

 

ゆいとは体力も無いので、ほとんど歩いていましたが、

頑張っている姿も見ることができました。

 

また、じぃじからも順位が良ければプレゼント買う!と言われていたので、余計空回りしてたかもしれません。

 

ふうかのマラソン大会

ふうかは普通学級1年生

 

今年が初めてのマラソン大会でした。

 

元々勉強が大好きな子、

外で遊んだり、体育が嫌いなわけでわはありませんが、得意とする子ではありませんでした。

 

今思い返すと、ふうかからマラソン大会の話を聞いたことがなかったですね…

 

練習の話も、私たちに話したくなかったのかもしれません。

 

結果は最下位。

 

親は子供に期待するもの。

でも実際最下位という結果を聞くと、

少し落ち込みます。

 

どうしてもゆいとが発達障害、自閉症スペクトラムと診断されているので、

ゆいとに集中しがちですが、妹のことでも悩むことは尽きません。

 

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子供達に気持ちを聞いてみた

 

マラソン大会にはママが参列し、頑張っている姿を見てきてくれました。

 

そのあと、子供達と私達でお話しする時間を作りました。

 

もちろん、気持ちを聞くだけです。

 

ゆいとのマラソン大会の感想

 

父「ゆいとおつかれさま。頑張った?」

 

ゆいと「めちゃくちゃ頑張った!」

 

父「えらい!何位だった?」

 

ゆいと「一番最後だった…」

   「でも最後まで走り切ったからいい!」

 

父「素晴らしい!最後だった時どう思った?」

 

ゆいと「最後じゃダメなの?」

 

父(やばい…落ち込んじゃうかな…)

 「全然そんなことないよ。ただどう思ったか聞いただけ。」

 

ゆいと「どーせダメと思ってるんでしょ!」

 

こんな感じだったので、一旦引きました。

 

触れないことが一番だったかもしれませんが、

私も伝えたいことがあったのでそれだけ伝えました。

 

「マラソン大会で1番が凄いわけじゃない。ゆいとがその子に勝てることだってたくさんある。ゆいとは何かで1番になってほしい。それは勉強とか、習字とかそんなことじゃなくて、何でもいい。」

 

とだけ伝えておきました。

最終的にゆいとがどんな気持ちだったかはわかりませんが、

「わかったよ」

と言ってくれました。

 

親の期待を少し押し付けてしまったかと思いますが、何かで一番になってほしいと、わかってほしかったです。完全に親のエゴです。

 

ふうかのマラソン大会の感想

 

父「マラソン大会どうだった?」

 

ふうか「あのねー。〇〇ちゃんは凄く早くて、〇〇ちゃんは3番でねー凄かった!」

 

父「・・・」

 

気に留めてない…

多分この子の中でマラソン大会でいい順位を取ることに意義はないのかもしれないです。

 

マラソン大会の意図の最後、友達を賞賛するところに全振りしてました(笑)

 

最後にパパから、「ふうちゃんは漢字が得意だから、漢字で1位を取るところが見たいなー」とだけ伝えておきました。

 

自閉症スペクトラムの症状からしても、ゆいとか気に留めないかと思いましたが、むしろ逆の反応だったので驚きましたね。

 

【結論】子供は結果ではなく、過程を褒めること。



 

マラソン大会の結果的に最下位でも、

二人とも練習もサボらずやっていました。

 

私たちも経験があるように、マラソン大会の練習なんてしたくないです。

20mシャトルランなんて地獄です。

 

そんな中、支援学級の先生からも嫌がったなどの話を聞いたことなく最後までやり切った。

 

ここの過程をしっかり褒めてあげればよかったと思いました。

 

その方が、今後も子供たちが順位に関わらず頑張ってくれると思います。

 

最近では普通学級の子と一緒に運動会でリレーを行いました。

 

頑張っている姿を見ているだけで、素直に喜べるようにもなった気がします。

 

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もし同じような経験をした親御さんがいましたら、

過程を褒めてあげましょう。

きっと次に繋がります。

そして毎日できるようになっている。成長しているのが子供です。

他人の子と比べず、のびのびと成長を見守りましょう。

 

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以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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